諦めると明らめる。〜仏教用語であきらめるとは現実を直視してありのまま受け入れること〜

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諦めると明らめる。〜仏教用語であきらめるとは現実を直視してありのまま受け入れること〜

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一水みゆき

こんばんは!変わりたいけど変われない
あなたの背中を押すカウンセラーの一水みゆきです。

最近クライアントさんに、よくお伝える言葉があります。
それがこれ『明らめる』です。
以前ちょいまめでちょろっと書いたことがあります。

最近色々自分なりの解釈も増えてきたので、もっと掘り下げようと
思って今日のブログのテーマにしました。

諦めるとはどちらかといえばネガティブ

諦めるという言葉があります。辞書を引くとこう書いてあります。

あきら・める【諦める】振 あきら・める
【諦める】〔他下一〕[文]あきら・む(下二) (「明らめる」2の意から)
思い切る。仕方がないと断念したり、悪い状態を受け入れたりする。
「進学を―・める」「こうなるのも運命と―・める」

広辞苑より引用

なんとなく皆さんが普段使っている諦めるという言葉。
これって圧倒的にネガティブな意味で使う人が多いと思います。

  • 進学したいけど、【自分にはその能力がないから】諦める。
  • 離婚したくないけど、【夫が意思を変えないから】諦める。
  • 子供が欲しいけど、【不妊治療をしても授からないから】諦める。

上記の例のように【】の中の諦める理由はほぼネガティブです。
これが諦める、の一般的な使い方、意味ですよね。

仏教の世界ではあきらめるは“明らめる”と書きます。
この“明らめる”、は決してネガティブな意味からではありません。

明らめる→事実を明らかに見る=現実を直視してありのままに受け入れる。
そしてその原因を明らかに見よという意味なんです。

今、日本語で「諦める」といえば、自分の願いごとが叶わずそれへの
思いを断ちきる、という意味で使われるのが一般だ。

しかし、「諦観(たい(てい)かん)」、「諦聴(たい(てい)ちょう)」と
いった熟語の「つまびらかにみる、聞く」にみられるように、「つまびらかにする」
「明らかにする」が、本来の意味である。そして、漢語の「諦」は、梵語のsatya(サトヤ)
への訳語であって、真理、道理を意味する。

そうであれば、ものごとの道理をわきまえることによって、自分の願望が達成されない
理由が明らかになり、納得して断念する、という思考のプロセスをそこに見出せる。

単に「あきらめる」だけであれば、悔い、怨み、愚痴が残る。ものごとの道理
が明らかになった上でのことならば、納得しての「諦らめ」となる。

大谷大学 生活の中の仏教用語 -「諦める」より

具体的に、どういうことなんだろう?

現実を直視するとはなんぞや?
そう思われたと思います。

例えば上記の例を事実として認識するとしたら。

  • 進学したいけど、【今の時点での学力だと足りないな】
  • 離婚したくないけど、【夫は離婚したくないと言っている】
  • 子供が欲しいけど、【不妊治療をしても授からなかった】

違いがわかりますか?〇〇だから諦める。ではなくて
ただ今の時点での現実を正しく認識する、ということです。

自分の感情を入れずに、ただ事実を事実として認識することです。

その上でどうしたらいいのか?
現実を明らかにしたら、原因を明らかにみて、どうするかを考えましょう。
そういうことなんです。

  • 進学したいけど、【今の時点での学力だと足りないな】
    勉強が足りなかった。今年はあきらめて、来年頑張ろう。
  • 離婚したくないけど、【夫は離婚したくないと言っている】
    人の意思は変えられない。夫を変えることをあきらめよう。
  • 子供が欲しいけど、【不妊治療をしても授からなかった】
    色々試して、頑張ったけれど原因はハッキリとわからなかった。
    どうすることもできないからあきらめよう。

自分ではどうにもならないことは潔く明らめるとも言えます。

例えば進学の例だと、今年はあきらめても来年頑張れますよね?
(浪人を親が許してくれるかどうかは、さておき)

離婚したくない人は、夫と離婚しないことをあきらめるのではなく
夫を変えることをあきらめます。

子供が欲しくても、授からない。
これはどう頑張っても自分にはどうにもならない事です。
頑張って、頑張って、それでもダメなら。あきらめる他ないんです。

自分にはどうしようもない、どうにもできないことに
執着していても仕方がないんです。

わたしたちに必要なことは、どうしようもないことをあきらめる勇気。

“明らめる”という言葉にはいろんな意味があるんですね。
でもそんなに簡単に、あきらめられたら苦労しないですよね!

それは私もそう思います。

ただ、こういう考え方もあるよ。
そう頭の片隅に入れておくと違うと思います。

ちなみに私が母親にわかってもらうのを“明らめた”
時の話はこちらです。参考になれば。

書き出したら、なんか奥が深いな〜と思いました。
自分の解釈が変わったら、また加筆・修正する予定です。


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一水みゆき

一水みゆき

デザイナー歴19年、心理デザインカウンセラー。【根本裕幸氏お弟子3期卒業生】年下夫と別居中。3歳男児の母。

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