ネガティブな動機は不安を解消できない

日常で使える心理学
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一水みゆき

なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。

3月の講座に向けてスケジュール立ててたら、3月後半までむちゃくちゃ忙しいと言うことに気がつきました。

つくづく頑張るの好きだね、ともはや諦めの境地です。人生あきらめが肝心(笑)

先日のブログで、不安やそれを怖がってしまうのは正体がわからないからだと言いました。

その不安や恐れの正体を客観的に見て知ることも大事だし、それを知るために行動することも必要だとも。

ただし注意しないといけないのは、恐れを乗り越えるには動機がめっちゃくちゃ大事ってことです。

不安や恐れのエネルギー源

ポジティブな動機とネガティブな動機、この2つがあると思いますけど、ネガティブな動機で不安や恐れを乗り越えようとすると苦しくなり、結果も出ないし、ずっとしんどいものになってしまうんです。

そしてネガティブな動機は、不安や恐れの感情のエネルギー源になっちゃいます。

老後の不安を打ち消そうとして貯金したとしても、目標金額に届いても、まだ不安になるんです。

不安の原因がわからない限り、まだ足りない、まだ足りない、とさらに目標金額を引き上げちゃう、と言うふうに不安を増幅させてしまうので要注意!

わたしの場合だと、元夫と離婚したくないと頑張っていた時の動機は、子供から父親を奪いたくないとか、離婚したくない、寂しい、せっかく幸せになったのにといったネガティブな動機が主だったんですね。

今から思えば、そりゃしょうがないよねぇと思っちゃいますが。

で、それが嫌だから、そんな結果になりたくないから頑張る。

感じると邪魔だし自分が壊れちゃうから、不安とか恐れとかを感じないように、麻痺させたんですね。

たとえ麻痺させたとしても、ふとした瞬間に、「このままだったらどうしよう」とか、「家を出て行っちゃって戻ってこなかったらどうしよう」

そんな心もとない気持ちを感じては、「いやいや、こんだけ頑張ればなんとかなる。わたし、頑張るんだ!」

今までのことを反省してわたしが良い妻になって、戻ってきてもらうんだ!そんな理由で頑張ってた。

そう、これが無理やりポジティブなんです。

無理やりポジティブは、ネガティブな動機とイコールだし、自分のことを否定してたりするから余計しんどい。

だって自分に対してダメ出しばっかりしてるわけですから。

不安とか怖い気持ちを感じたくないから、麻痺させたり無理やりポジティブに変換するわけです。

乗り越えるためのエネルギー

感情は感じた分だけ消えていく、という原則があります。

先日開催した、ネガティブな感情の扱い方の講座でもお伝えしたんですけど、ちゃんと感じてあげないと、消えないで積もっていくばかりなんですね。

ただそんなわたしも、途中から自分の幸せのために!というポジティブな理由で不安や恐れと向き合ったんです。

相手がどうとかそんなことよりも、自分が幸せになるためにはどうしたらいいのか?という動機はポジティブだし、自分軸の考え方なんです。

元夫に戻ってきて欲しい=他人軸で、わたしが幸せになるために=自分軸です。

わかりやすいのは主語ですよね、主語が自分か他人かの違いです。

戻ってこなかったらどうしよう、とかを一人ぼっちになっちゃったらどうしようとか、全部他人に左右されるような考えでいると相手に振り回されてしんどいんです。

あくまで自分を軸にして、自分の行動で変えられることを目標にする。

それが不安や恐れを乗り越える、前向きなパワーになるんですよ。

わたしの経験から明らかだと思うんですけど、ポジティブな動機がないと、不安や恐れっていうのを追い払うことは難しいです。

そもそも不安や恐れというものは、完全には消えないので、減らして行くとか、うまく共存して行くことが大事。

先ほどポジティブって言いましたが、ポジティブはポジティブでも無理やりポジティブはダメなんですね。

ただ、自分はポジティブなつもりでも、無理やりポジティブになってることが結構あります。

じゃあ、その無理やりポジティブにならないためにどうしたらいいか、っていうと、自分が望む未来とか幸せを意識することがめっちゃ大事です。

その動機をポジティブにするための順番は、今自分が感じている不安や恐れを受け入れてあげる、感じてあげる。

そこから不安や恐れの正体ってなんだろう。

どんなことに対して?どんな相手?環境や条件?どんなことにわたしはそれらを感じているんだろう?

ひとつひとつ、ていねいに正体を見極める。

その後で、ポジティブな動機、自分の望む未来を幸せのためにはどうしたらいいだろうか?という順番で考えるとわかりやすいかなと思います。

ネガティブな感情はちゃんと感じてあげないと、ポジティブな動機に変えていくのは難しいし、順番をすっ飛ばしてしまうとうまくいかないかな。

人生を変える行動

ただ人間の特性として、ずっと同じ行動をしてしまいがちなんです。同じルーティーン、同じ選択、同じ行動である方が、基本的には安心できるんです。

あんまり変えたがらないし、変化を嫌うんですよ。

だから、今までの人生と同じように生きてきて、うまくいかなかったなら、今までとは異なる行動や考え方をしない限り、変わることが難しい。

例えばダイエットでも、今までと同じ食事をしていたら痩せないですよね。だから、今までとは異なる、痩せるための食事内容に変えてダイエットするわけです。

それに、ダイエットをやめたとしても、その食事のパターンを意識的に続けないと、また体重が戻ったりリバウンドしてしまいますよね。

そう。わたしもそれでリバウンドしました(笑)だから今戻してる最中なんですけど。

心もおんなじで、油断するとすぐに今までのパターンに戻っちゃう、恐ろしいですよね。

だから気づくことが大事なんです。あ、今までと同じパターンに戻ってる、気がついて変えていく。

あ〜、また口さびしいからって食べようとしてる、これがあかんねんな、とか気がついて変えていく。

その繰り返しなんですね。

今までの自分の行動パターンや考え方が、今の現実を作っているのなら、そこからは異なる行動や考え方を選択することで現実を変えていきましょう!

そのためには、自分の不安や恐れの感情を受け入れて、その正体を見極め、最後に自分がどうなりたいか、大きな目標じゃなくて良いので、小さな目標を決めること。

スモールステップで、少しづつ前に進んでいくことで、ポジティブな動機をエネルギー元にして行動していきましょう!

そうすることで、少しずつ不安や恐れを乗り越えていけますよ〜!


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さよなら さよなら さよなら また明日。

心理デザインカウンセラーの、一水みゆきでした。





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一水みゆき

『なぜか頼れるお父さんと言われます』30~40代の離婚・パートナーシップ・人間関係に悩む女性の問題を解決。6歳息子の愛の奴隷。セミナー講師。

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《人生どん底でも大丈夫!幸せになれます!》30・40代女性の夫婦・子育て問題解決のマインドや、自己肯定感UPの方法を発信!|デザイナー歴18年のカウンセラー「心理学×デザイン思考」で悩みをビジュアル化して解決|夫と別居でどん底→心理学を学ぶ→マインドが変わり幸せな状態に|4歳男児の母|シングルマザー

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