なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。
自己肯定感が高い状態になってくると起きてくる問題への対応は、更なる自分軸を意識しよう!
なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。
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今回のご相談は、こちらです。
母親が怖い
相談者:とっこさん
元々自己肯定感が低く、何をするにも自信がなく、生きづらさを感じていました。
でも、昨年から、きっかけは些細なことだったのですが、自分を責めるのはやめようと決めたら、すごく生きやすく、毎日が楽しく感じられるようになりました。一方で、母親と価値観の違いを強く感じるようになりました。母は私のことを思ってくれるからと、口をつぐんできましたが、もうこんなに大人なのに、あまりにも踏み込んできすぎではないかと思うようになりました。最近電話が来ると取りたくなくて、出ないということを繰り返しています。
せっかく心地よく過ごしているのに、水を指すようなことを言うのではないかと思い、電話が取れません。反抗するような年齢ではないので、反抗したいわけではないのですが、少しは私のことを大人として、見てほしいと思っています。
親との適切な距離をどのように取ったらいいのか、どうしたら嫌な思いをせずに親と普通に接することができるようになるのかを知りたいです。
とっこさん、ご相談ありがとうございます。自分を責めるのはやめようと決めたら、すごく生きやすくなった。毎日が楽しくなったということで、めちゃめちゃ頑張ったんだろうなぁ。本当によかったですね〜と思いながら、読ませていただきました。
さてお母さんとの関係に悩まれているようなのですが、結論としましては
自己肯定感が上がってきた時こそ、今一度自分軸を意識しましょう!
ということをお伝えしたいと思います。
いきなりですが、こんな悩みに最適なお茶会のイベントもありますよ!
ご自分でおっしゃっていますが母親は“もうこんなに大人なのに、あまりにも踏み込んできすぎではないか?”と思ってらっしゃるんですよね。どうしてそんなふうに思うようになったかというと、それは自己肯定感がどんどん上がってきているからなんですね。
だからうちの母親は私に干渉しすぎじゃない?と違和感を感じるようになったんです。おめでとうございます、素晴らしいです!と拍手を送りたいと思います。今日は祝杯を上げてくださいね。私の自己肯定感、違和感を感じるくらいに上がってきたのね〜おめでとう!っていうふうに。
そして、とっこさんはお優しいんだと思います。私のことを思ってくれるからって我慢されていたんだと思うんです。でも自己肯定感が上がってきて生きづらさがなくなってくると。我慢することが嫌になってくるし、なんで私が我慢しなきゃいけないの?といった思いが出てくると思うんです。だからこんな風に違和感を感じるんだと思います。
お母様から電話がくると、取りたくなくて、出ないということを繰り返していますとあります。その理由が、せっかく心地よく過ごしているのに水をさすようなことを言うのではないか? と、そしてもう一つ。
少しは私のことを大人として見て欲しいと思っています、と。この二つなんですけれど、ここだけ他人軸になってしまっていることに気がついておられますでしょうか?他人軸と自分軸については下の説明を参考にしてみてくださいね。
自分軸とは
- 自分軸とは、自分の足で立っている状態。
- 周りの価値観や流行、世間を基準にせず、「自分はどうしたいのか・どうありたいのか」という考え方の軸をもって生きている人。
- 「私は」という主語を意識できている状態。選択ができる、自由な状態。
- 人からの評価を気にせず、自分の気持ちに素直に生きているので魅力的。
- 自分が好きなことや心地いいと感じること全般に「軸」がある人。
他人軸とは
- 他人軸とは自分以外の誰かに主導権を渡してしまっている状態。
- 「私は」という主語がない状態。選択肢がない、自由がない状態。
- 他人が軸になっているので、相手に振り回されて疲弊する。
- 周りの気持ち価値観や流行、世間を基準に考え自分の気持ちを後回しにする。
- 自分の考えや気持ちを出せず、他人の考えや行動を優先する。
- 周りの目を気にしたり、人がどう受け取ったのかな?と不安になる。
2つの文章に主語をつけてみますね。
- 母親がせっかく心地よく過ごしているのに、水を指すようなことを言うのではないかと思い、電話が取れません
- 母親に少しは私のことを大人として、見てほしいと思っています。
主語が母親になっているのがわかりますか?これがいわゆる他人軸の状態なんですね。とっこさんは自己肯定感が上がってきて、基本的にはだいぶ自分軸になられていると思うんですけれど。もしかしてお母さんとの関係においては他人軸になっている状態なのかもしれません。
なのでお母さんとの関係においても、自己肯定感上げていくために自分軸を意識する必要があります。電話に出ると嫌な気分になるのであれば、電話に出なくていいんです。私は心地よく過ごしたいから、気分が悪くなるような母親からの電話を取らないという選択を私がしているという解釈をしてみていかがでしょう?
もちろんとっこさんは優しいので、罪悪感を感じると思うんですね。でもそれでも、私は自分の心地よさを優先したい。特に用は無いのであれば、不要な電話を取らない選択をしたいっていう自分のことを褒めてあげてください。私自分軸で選んでるわ、えらい!という感じで。
もう一つ。少しは私のことを大人として見てほしい、っておっしゃってるんですけど。これに関してははっきり言いますと難しいと思います。なぜかと言いますと、母親がとっこさんのことを大人の女性として見るか見ないかは、お母さんが決めることだからです。
それはとっこさんには残念ながらコントロールできないし、干渉できないんですね。もし母親に、私のこと大人の女性としてみてよ!と無理強いしたり、説得しようとしたり、コントロールしようとした場合。
お母さんがとっこさんに干渉しているのと同じようなことになってしまうんですね。なのでお母さんは私のことを大人としてまだ見れていないんだな、と理解した上で、意識的に母親と自分の間に境界線を引いてください。
お母さんは変わらないんです。お母さん自身が変わろうとしない限り。
なので大人として見て欲しいって思うことはすごくわかるんですけれど、それを期待するのは難しいと思うんです。でも自分の意思を伝えることはできます。「私は自分のことを大人の女性だと思っているし、お母さんにも私を大人としてみてほしい。私に干渉しないでほしい。」と。でもその言葉を受け入れるか、受け入れないかは残念ですが、母親が決めることなんですね。
そして大人として扱ってもらえないことで嫌な思いをするっていうのは、まだ自分のことを大人として見れていないっていう逆説的な考え方もあります。
例えば、どうみても痩せているのに「あなた太ってるよね」って言われたらは?何言ってんだこの人?って気にしないと思いませんか?いや〜、私痩せてるしってね。
でも逆に自分が太ってるとか、ちょっと太ってきたことを気にしている状態であれば。「あなた太ってるよね」て言われたら、嫌な気持ちになると思いません?それと同じで“大人として見てくれない”って嫌な気分になってしまうのは、とっこさんの中に自分のことをまだ大人として見れない部分があるのかもしれませんね。
具体的な対策としては、母親との関係で他人軸になりそうになった時。「私は私 母親は母親」「私の人生に母親は関係ないし、母親の人生に私は関係ない」とアファメーションを呟いてみてください。このアファメーションを呟くことによって、母親と自分の間に意識的に境界線を引きやすくなるんです。
一度試してみてくださいね。カウンセリングに来られたら、もしかして幼少期から母親の過干渉、コントロールがありませんでしたか?ずっといい子で我慢していませんでしたか?というようなことをお聞きすると思うんですが。
カウンセリングで、一度母親との関係を見直してみるのもいいかもしれませんね。
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さよなら さよなら さよなら また明日。
心理デザインカウンセラーの、一水みゆきでした。
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