不安は妄想である。

日常で使える心理学
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一水みゆき

なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。

皆さん、不安だなあとか怖いなとか、そんなふうに日々思うことってありますよね。

こんなもん無くなればいいのに!と思うかもしれませんが、不安っていうものは人間のDNAに刻まれた、生存本能みたいなものだから消えることはないわけです。

だから、うまく付き合っていく必要があるんです。

それで今日の話は「不安は妄想である」という、めちゃ大事な考え方をお話ししたいと思います。

不安減らすためには、行動したり、なんでそんなに不安になるんだろ?って自分で理解してあげることが大事。

そうすることで、不安や恐れっていうものが、得体の知れないわけのわからないもの、という状態から、正体がわかる状態になる。

その状態になることで、不安や恐れと共存していけるわけです。

不安と恐れはどこから来るの?

そもそもですね、不安とか怖さが産まれる状態ってのは、“今を生きていない”から。

それってどういう状態かっていうと、まだ来てない未来を悪く想像して、不安や恐れの材料にするんですね。

それともう一つ、過去の出来事に対して、感じた不安やネガティブな気持ちも材料にする。

この状態って過去と未来しかみてません、今の自分、現在の自分の状態をまるで無視しているんです。

もっとわかりやすく具体例を出してみましょう。

この写真を見てください。どう感じますか?高いところは得意な人は何も感じないかもしれません。私みたいな、高所恐怖症の人だと思って想像してみてください。

さて、この崖の上を登ることができるか?一歩踏み出せると言ったら、私は踏み出せません。

そもそも、高いと怖いし、得意じゃないし、登りたいとも思ってないんですけど(笑)

じゃあなんで登れないかっていうと、落ちるかもしれないっていう恐怖があるからですね。

こんなとこね、足一本踏み外したら落ちちゃうじゃないですか。怖いですよね。おしっこちびっちゃう。

もちろん、命綱ついてるから落ちません、でも命綱外れるかもしれないし。そんな風に嫌な未来、想像しちゃいますよね。

わたし、どんくさいから、だいたいこういうところは足踏み外すわ、絶対よろけるわ、とか過去の自分の経験や出来事をもとに悪い未来をさらに予測する。

そうなるともう不安だし怖いから、崖を登れませんよね。

今を生きるっていうのは、過去と未来の予測を頭から消して、今目の前の崖に集中して、登るってことなんです。

今に集中して、登るぞって決めて全力でやり切ることなんです。

まあ、この例で言うと、別にこの崖に登なくても私は何の問題も無いし、登ろうとも思わないです。だって高いところ嫌いだもん。

ただ、これがどうしても登らなければならない理由があったとしたら?例えば自分の子供がこの崖の向こうで助けを待っている、こういう状況だったら、たぶん私は行くと思う。ちびるけど。

だから、この崖を登る必要性を感じるかどうか?それは自分の判断で決めることだし、登れるかどうかなんてやってみなけりゃわからない。

まあ、命綱ついてますし、まあ、実際命綱がついていなかったとしても、登ってみないと落ちるかどうか分からないじゃないですか。

ものすごい集中力を発揮して、一回も落ちずに渡れるかもしれない。

これが多分低い崖だったら、みんな登ると思うんですよね。だって、落ちても死なないから。

怖くないでしょ、落ちるわけないって確信してるからです。当たり前だ〜と思ったかもしれません。

気づきましたか?自分はうまく行く、失敗するなんて思ってない時は不安にならないんです。

不安と恐れを客観的にみる

不安や恐れっていうのは、これから起こるかどうかもわからないけど、実際にやってみたら大丈夫だった!って現実とは、異なることが多い。

だから、冒頭で言った通り、不安は妄想である、につながります。

そういう意味で、慎重だったり、先をよく考えて行動するような人は陥りやすいです。

逆に、何も考えない、とりあえずやってみるぜ!みたいな人は、こういった不安や恐れは抱きにくいんですよ。

その代わり人より失敗とか、怪我とかは多いかもしれません。でもそれだって自分の経験値になるから、悪いことじゃないですよね。

それに不安や恐れって生きていくのに、必要なんですよ。あ、これをやったら危険かもしれないっていう、危険察知の信号でもあるのでなくなったら困るわけです。

例えば寒い雪の降る日に、道路が凍ってたら転ける可能性があるから、怖いし、慎重に歩こう。そう思うから怪我もしないで済むわけです。

そういった身の危険を感じる類以外の、不安や怖さを感じた時どうしたらいいか?まずはなんで自分は不安に感じるんだろう?と紙に書き出してみたり、他の人に話してみたり。

すると客観的に、一歩引いた目線で見れるので、あれ?これおかしくない?っていう気づきだったり、そんなに怖がることないのかも?と思えたりすることもあります。

後は、この不安や恐れが本当に現実になるのかどうか?考えてみます。

例えば、老後が心配っていう不安があったとします。貯金もできない、老後に資金を用意できない。どうしたらいいんだろう?

そう思ったら、例えばですけど、福祉について調べてみる。

いざとなったらこの国にはですね、生活保護っていうシステムがあるな、と。

もしくは不安だったら、少額でもいいから、NISA使って資産運用してみよう、勉強してみようとか。

わかりやすくバイトするとか、何かでお金を作る工夫をしようと動いてみたりする。

あとは、老後まで働けるように今から健康に気をつけて、食事や筋トレをしようとか。実際、うちの父親は77歳ですけど、まだ働いていますからね、元気です。

その不安を打ち消すような対処法って考えられますよね。自分にできる範囲で、それをやってみる。

もちろんね、考えた方法でも万全じゃないと思います。だっていつ病気になるか、いつ死ぬかなんてわからない。未来という予想できない、わからないものを考えても、どうすることもできないんです。

予知能力を身に付けない限りね。

わかってるけどさ〜、それでもぐるぐる考えちゃうんだよ!って、そんな自分を受け入れていくことも大事です。

あとは、書き出してみると、あ、私こういうことに不安を持ってる傾向があるなとか、怖がってることって実は妄想が多いな、とか。いろんな気づきも得られるかもしれません。

不安とかね、怖い気持ちってネガティブだからできれば見たくないし、怖いなあって言ってるだけの方がある意味楽ちんなんです。

だって不安を打ち消すための行動しなくていいから。

ずっと怖い、不安だよ〜ってぐるぐるぐるぐるね、そこに居続ける限り、そのしんどさから解放されない。

ハムスターが、回し車回してるじゃないですか、あんな状態。怖いよ、不安だよ、しんどいよ〜って言いながら回してるの。

だったらやることは一つ。

回し車回すのやめて、降りればいいんです、そして行動をしていけばいい。

不安や恐れを減らすためには、自分が考えた未来への不安の原因だったり、本当にそれは実際に現実になるの?って考えてみる。

そしたら、その不安が減るし、コツコツ対策をしていくことでなんとなく大丈夫って思えるようになると思います。

結局現状を変えるには、動きましょうってことなんですけどね(笑)



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さよなら さよなら さよなら また明日。

心理デザインカウンセラーの、一水みゆきでした。





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『なぜか頼れるお父さんと言われます』30~40代の離婚・パートナーシップ・人間関係に悩む女性の問題を解決。6歳息子の愛の奴隷。セミナー講師。

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《人生どん底でも大丈夫!幸せになれます!》30・40代女性の夫婦・子育て問題解決のマインドや、自己肯定感UPの方法を発信!|デザイナー歴18年のカウンセラー「心理学×デザイン思考」で悩みをビジュアル化して解決|夫と別居でどん底→心理学を学ぶ→マインドが変わり幸せな状態に|4歳男児の母|シングルマザー

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