好きな人に好かれないのは自分を勘違いしているから

ココロノマルシェ(相談)
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一水みゆき

なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。

好きな人に好かれないのは自分を勘違いしているから

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一水みゆき

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さてさて前置きはそのくらいにして、今日は久しぶりにココロノマルシェに回答します!

ココロノマルシェとは、根本裕幸の「お弟子さん制度」
を卒業したカウンセラーがあなたの相談にお答えするページです。

今回のご相談は、こちらです。

SNS等で足跡の踏み返しすらない
相談者:マーライオンさん

LGBTに関する内容を含みます。
不快に思う方もいらっしゃると思いますが、ご相談させてください。

出会い系アプリやSNSで、ステキだなと思う人から絡まれることもなく、それ以前に足跡すら返してもらえません。

絡んでくるのは、全くのタイプ外の人たちばかりです。

「絡んでもらえない」「足跡すら返してもらえない」というのは依存と頭ではわかりますが、以前、気になっていた人たち(50人以上)にアクションした結果、誰一人として反応がなく、かなり凹み、精神的に荒れ、怖くて自分からはいけなくなりました。

この現実に、俺は魅力がないんや、と惨めさ・悲しさを散々味わってきましたが、味わっているはずなのに感情は消えず、同じことをずっとくり返し続けています。

こんなことを軽く10年は取り組み、セミナーやセッションもいくつか受けてきましたが、変化を何も起こせていません。

LGBTというかGの世界は見た目至上主義的なところもあるので、体を鍛えればいいと頭ではわかりますが、幼少期から運動が苦手だったことや、自重トレ・水泳の習慣できかけると体を痛めたり、主に人間関係で落ちるできごとが起き、そのまま離脱するなど、続いたことがありません。

そもそも楽しいと思っていないし、モテたいという邪心からやっているだけで、苦痛でしかないです。

SNSでモデルみたいに自分の生活を晒してる人たちに、恐ろしいほど嫉妬しますが、とても彼らのような要素を自分が持っているとは思えません。

彼らのように、人を喜ばせられるものを持っていないし、それ以上に自分を磨く努力をしていません。

これは、幼少期に母を喜ばせられなかった、できが悪くて怒鳴られ殴られてばかりだった、なのに改善する努力を何もしてこなかった、と重なる気がします。

幼稚園に入るまでは大人たちから驚くほどチヤホヤされていましたが、幼稚園ぐらいからまわりから一切気にされず、ひとりで遊ぶか、遊んでも2~3人が多かったと思います。

幼少期から勉強も運動もまったくダメで、なんの特技もありませんでした。
あやとりや射撃という特技があるのび太の方がはるかに優秀だと思い、自分よりダメな奴は世界中のどこを探してもいないんじゃないか、と怯えていたことを思い出しました。

クラスカーストは常に下位で、高校時代はモテていたらしいですが実感はありません。大学時代にゲイバーに行った時は、いつも隣の人に口説かれていましたが、その中にタイプの人はひとりもいませんでした。

パートナーは十数年いなくて、好きな人と付き合えたこともありません。
知り合いがいる程度で、休みはいつもひとりで過ごしていますし、地元に帰っても、会う人はいません。

好きなことも楽しいこともよくわからず、このまま何もなく死んでいくのだと思うと、むなしさしかありません。

リアルの世界ではステキだと思う人に出会うことはたまにありますが、パートナー持ちとか旅行者ばかりで、ワンナイトで終わります(パートナー持ちから「またやらせてね」て言われても、利用されているようにしか感じず、即切ります)。

シングルの人から「付き合って」と言われたこともありましたが、いっしょに過ごしている時、「なんでこの人、カッコ良くないんやろう」=「なんで俺はカッコイイ人とはいられないんやろう」と悲しくなり、そのまま会わなくなりました。

自分の写真を見た時、「なんで俺、カッコ良くないんやろう」と思い、落ち込む気持ちを外でやっているような感じです。

それから、俺は誰にも見てもらえない、(依存や利用はされても)誰かのいちばんになれない、そんな思いをずっと持っています。

母はいつも悲しみに暮れていて、怒鳴る、殴る、泣く、愚痴るばかりでした。
外では楽しい顔を見せていましたが、私といてその顔を見せたことはありませんでした(小学高学年の時に楽しそうな顔を見て、「どうしたの?」と聞いたら、「お前には関係ない!」と怒鳴られました)。

父はそんな母と違い、やさしくて遊んでくれる人でしたが、私が小学生になったあたりから無関心になり、どんどん八つ当たりをし、否定ばかりしてくるようになりました。
両親はケンカばかりで、小学高学年の時に離婚しました。

パートナーが長年できないことも悩みですが、足跡がないという現実が「相手にされない」という思いになり、それが「俺にはステキな人を喜ばせられる魅力がない」につながり、惨めで苦しいのだと思います。

身の程を知って、言い寄ってくれる人を受け入れられればきっと楽になるのだと思いますが、幼少期に大人たちにチヤホヤされたことや高校生の時はモテたらしいしカッコイイと言ってもらえたこと、ゲイバーでチヤホヤされたことがあるからか、どこか「こんなのおかしい!  俺だって本当は魅力があるはず!」と抵抗して、この現実を受け入れられません。

ステキな人に絡まれてみたいし、一方通行ではなく、仲良くなりたい、付き合いたいという思いが手放せません。

依存心なのか、親密感の恐れなのか、無価値観なのか、何が原因で、どうすれば現実を変えていけるのでしょうか。

楽になれるヒントなどをいただけますと、大変幸いです。
よろしくお願いいたします。

マーライオンさんこんにちは、この度はおご相談ありがとうございます。

どうすれば現実を変えていけるのでしょうか?という問いに対してのお答えなんですけれども自分に対する認識が少し違いませんか?という問いかけをしたいです。

私が思うマーライオンさんへの認識は「自分は魅力があるということを受け入れましょう」 ということです。

現実を受け入れることってとても大事なんですけれど、マーライオンさんの現実を受け入れる=身の程を知って言い寄ってくれる人を受け入れる、が現実を受け入れることではないと思うんです。

それも説明しますね。

文章を読んだだけですしお会いしたこともありませんが、私はマーライオンさんはとても優しい人だと思います 。優しすぎて繊細だからこそ、こんなふうに悩まれているのだろうなと思いました。

ただ利用されていると感じたワンナイトの人を切ることができているのは、ちゃんとご自分にプライドを持ってらっしゃるんだな。ステキな人だから、と流されない自分の意思をしっかり持った方なのだとも感じます。

そして幸せになることを諦めていないですし、苦しみながらも前に進もうとしていらっしゃる。私はそれをとても 素敵だと思いましただから。だから少しでもお力になれればと思いながら回答します。

そもそも現実を受け入れるということなんですけれども
>身の程を知って言い寄ってくれる人を受け入れられれば、きっと楽になるのだと思います。

とありますが、私は楽になると思わないです。妥協って言葉を知っていますか?妥協というのは否定だったり我慢だったり、理性だったり諦めなので苦しいです。マーライオンさんがしようとしているのは妥協だと思うんですね。

じゃぁ現実を受け入れるということはどういうこと?かというと。事実をそのまま受け入れる、です。 それは自己肯定でもあります。

マーライオンさんの現実は

  • モテたいと思っている。
  • 本当は俺だって魅力あるはずだ!と思ってるいる。
  • 素敵な人に絡まれてみたいし、仲良くなりたい、付き合いたいと思っている。

これが現実を受け入れるということです。現実というか、そう思っている自分を受け入れるという感じですね。

モテたいという邪心から見た目磨きをやっていても、苦痛でしかないとおっしゃっています。モテたいって思っちゃったらダメなんですか?別にいいと思うんですけど。

というか、私もモテたいですけど駄目ですか(笑)

「素敵な人に絡まれたい、仲良くなりたい、付き合いたい!俺はモテたいんだ〜〜〜〜〜!!!!」

自分がそう思っているっていうことを受け入れましょう。おかしい、俺は魅力的なはずなのになんでモテないんだ!そう思っていいじゃないですか。

実は私も同じことを思っています。なんでこんなに優しくて思いやりがあって料理がうまい私が離婚になってしまったんだろうか?おかしい!私はめちゃくちゃいい妻なのにと思っているんですけど(笑)

本当は素敵な人に絡まれたい、付き合いたいのに現実はそうならない=だから俺はモテないという結論になってるのかな?

かっこよくないということを、事実から考察してみようと思います。

  • 幼少期に大人たちにちやほやされた。
  • 高校の時はモテてたらしい。
  • ゲイバーで隣の人に口説かれた。

これが事実だと思うんですけれども、幼少期に大人にちやほやされるってやっぱり可愛かったんじゃないですかね?

ちなみにうちの息子見た目がイケメンなのでチヤホヤされています。かわいいって知らない人に通りすがりに言われます。中身はわかんないですけど、見た目が可愛いからちやほやされてます。

あと高校の時にモテたらしいとおっしゃってますが、それは多分人から聞いたってことですよね。わざわざそんな嘘を伝える人もあんまりいないでしょうし、事実なんだと思います。

ゲイバーで必ず隣の人に口説かれていた。これモテてません?こういった事実から客観的に見ると、きっと見た目は人の好み千差万別ですが、良い方なのではないかと私は推察しました。

ただご自身がそれを受け取れていないんじゃないのか?と思いました。

モテないという現実が先にあるので、モテない俺=かっこよくない。という認識になったんじゃないのかなぁと思いました。

ちなみにマーライオンさんのカッコイイ人、素敵な人ってどんな人ですか?見た目?振る舞い?中身?体格?カウンセリングに来ていただいたら、マーライオンさんにとっての素敵な人ってどんな人ですか?って質問して突っ込みまくると思います。

マーライオンにとってモテるってなんですか?実はモテてますよね?たぶんどうでもいい人からモテることじゃなくて、自分の好きな人からモテたいってことなのかな?

そして冒頭の方にも言いましたけれども、現実を変えたければ現実を受け入れることがまず必要になります。 それはどうやら俺は見た目は良い方らしいんだが、素敵な人にはモテないしうまくいかないという現実です。

好きな人や素敵な人と上手くいかないから、俺はカッコよくないんだと認識をちょっと曲げてらっしゃるような気がするんですね。要はうまくいかないという現実の原因を探す為に、俺はかっこよくない、魅力がないという結論を導き出しているんです。

じゃあ俺は魅力があるらしい、ということを受け入れちゃったらどうなんでしょう?何か困るんでしょうか?魅力があるのにモテないと困りませんか?モテないのはカッコ悪いからと、見た目のせいにしてしまえば分かりやすいじゃないですか?

辛口ですみません。私はマーライオンさんが好きな人と上手くいかないのは、マインドから来ていると思います。多分原因は幼少期の母親との関係、両親との関係と言った方がいいかもしれません。

お母様にそのような態度で接せられたことが「誰かの(一番好きな人の)一番にはなれない」という思いを今も持ち続けている原因ではないかと私は感じました。

なぜならお母さんが好きだったからです。お母さんが喜ばないし、出来が悪くて怒鳴られて殴られてばかりいた自分。それを改善する努力をしなかった自分がいけないんだ。だからお母さんを喜ばせられなかったんだ。という気持ちと同じですよね?

自分が出来が悪いから、お母さんを喜ばせられなかった=自分が悪いから。ダメだから。改善する努力をしなかったから。どうでしょうか?今の現実と同じじゃないですか?

>俺にはステキな人を喜ばせられる魅力がない

この言葉が全てを物語っていると思います。

幼少期に大好きなお母さんを喜ばせられなかった自分に対して無価値観、罪悪感があります。そして自分は好きな人を喜ばせられない、という無意識が好きな人に実は近寄るのを恐れているのかもしれないと思いました。

なので今の現実を作っているのは好きな人を喜ばせられない自分への無価値観・罪悪感だと思います。

これを解消するには、原因でもあるお母さんとの過去に感じた自分の気持ちを手放してあげる必要があると思いました。好きな人を喜ばせられない自分を否定することは、実は母親に執着していることにもつながります。

【心理学用語解説・執着】 何かにしがみついていて、その事にしか意識が向かず、他に選択肢がない状態。 選択肢が一つしかないから苦しい。 執着は守りに入っていて、 チャレンジをしなくて良い状態を作る。 不安や恐れのネガティヴな感情がベース。 こだわりは喜びや、楽しみがベース。

だから母親への執着を手放すプロセスが必要になります。
執着を手放すことはなかなか難しいのですが、こちらの本が参考になるかなと思います。

それにお母さんが喜ばないのは、マーライオンさんのせいじゃないんですよ。だから改善する必要もなかったんです。そのままのマーライオンさんで居て良かったし、そのままの自分を受け入れてもらえることができなかっただけなんです。

マーライオンさんが出来が悪かったわけでも、改善しなかったからでもないんです。ただ悲しいけれど、それはお母さんの問題だったんです。

現実を変えるためには自分は魅力があるということを受け入れて、でも好きな人とはうまく行かないという自分の状態=事実を受け入れること。

そして現実を変えるためにはお母さんとの関係を見て行く必要があるかなと思いました。「お母さんを喜ばせられなかった自分」今の辛い現実を作っている原因がここにあると感じています。

これを一人でやるのは難しいと思いますので、カウンセラーに手伝ってもらったほうが私はいいと思っています。セミナーやセッションではそこを扱わなかったのでしょうか?

カウンセリングであれば山ほど質問したいことがあるのですが、一方的な回答になってしまい申し訳ないです。 マーライオンさんの幸せを願って回答しました。

ご意見ご感想はこちらから。
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さよなら さよなら さよなら また明日。
心理デザインカウンセラーの、一水みゆきでした。


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『なぜか頼れるお父さんと言われます』30~40代の離婚・パートナーシップ・人間関係に悩む女性の問題を解決。6歳息子の愛の奴隷。セミナー講師。

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《人生どん底でも大丈夫!幸せになれます!》30・40代女性の夫婦・子育て問題解決のマインドや、自己肯定感UPの方法を発信!|デザイナー歴18年のカウンセラー「心理学×デザイン思考」で悩みをビジュアル化して解決|夫と別居でどん底→心理学を学ぶ→マインドが変わり幸せな状態に|4歳男児の母|シングルマザー

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