自分を“本当に”大切にするには

自分らしく生きる
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一水みゆき

なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。

私はコツコツと続けることが得意なタイプですが、ギリギリまでやらない性格も相まって月末にブログを書くという習慣が出来上がっております。

そんな月末の更新ブログですが、テーマは「自分を大切にすること」です。

みなさん自分を大切にするってどういう意味だと思いますか?

以前の私はずっと自分を粗末に扱って他人を優先して生きてきたので、自分を大切にするってどういうことかわかっていませんでした。

以前の私を含めて意外と自分を大切にする、という意味を間違えて捉えている人は多いんじゃないのかな?

自分にご褒美をあげたり、いいものを買ってあげたり、マッサージに行ったり…というのは間違いじゃないけど、正解でもありません。

本当の意味で自分を大切にするってことは「自分の感情を否定しないで受け入れる」ということです。

多分これだけだと意味がよくわかんないと思うので、そのお話を書いていきたいと思います。

普段から私たちは無意識に「〇〇しないとダメ」とか「〇〇するべき〜」といった普通は、世間一般では、といった価値観や考え方に縛られています。

多分気がついてない人の方が多いと思いますが(それが実は空恐ろしいのですが)あまりにも世の中にありふれていて、それが当たり前なので気が付かないんだと思います。

例えば人を嫌うこととか、悪くいうことを良いことだとあなたは思えますか?

多分大多数の人が本音はともかくとして「悪口や嫌うことは良くないこと」という価値観が世間一般のいわゆる常識。

でもあなたは神様でも仏様でもないので、嫌だなと思うことが積み重なればその人を嫌いになるし、ストレスが溜まるから愚痴という悪口をいうのが“普通”の人間だと私は思います。

でも悪口をいうことは後ろめたいと感じるだろうし、嫌いになったらダメだと思うこともある。

それが自分に近い人や、ましてや両親、パートナー、子供であれば尚のこと。

両親や子供というのは、自分という人間に対して決まっている、変えられない関係性であるというだけなんです。

両親だって馬が合わない、自分の子供でも性格が合うとは限らない。ましてや他人であるパートナー、友人はなおのこと。

実の親なんだから嫌ってはいけない。実の子供なんだから愛さなくてはならない。

自分で選ぶことができるパートナーや、友人でも「お世話になっているから、恩があるから」といった関係性に縛られてしまうこともありますよね。

夫がお金を稼いでいるから、感謝しないといけない。苦しい時に助けてもらった友人だから嫌うなんてダメだ、とか。

今私が言ってることと、自分を大事にすることに何の関係があるんだ?とここまで読み進めて思う人もいるかもしれません。

私がこの話を長々書いているのは、関係性に縛られて「湧き上がってくる自分の感情を無視したり、否定する」人が多いからです。

相手が両親だろうがお金を稼いできてくれるパートナーだろうが、自分の子供だろうが。

「いやだ」「ムカつく」「嫌い」

そう思うことは何の関係もありません。

え?関係あるやん、だって自分の両親やで?子供やで?パートナーやで?あかんでしょ、と思った人は要注意です。

自分との関係性と、自分の中から湧き上がってくる感情は別々の事実だということが区別できていない状態だから。

誰に=自分の感情が湧き上がる相手

自分の感情=ただ自分の中から湧き上がってくるだけ。

感情にとって相手が誰か?なんて関係ないですよね。

ただ、自分の中から湧き上がってくるだけ。それが事実です。

それに対して、悪いことだ、そんなふうに思うなんて私は嫌な人間だ、というのは自分が感じた感情に対するジャッジ。

それが自分の中から湧き上がってきた感情を否定したり、受け入れないことにつながります。

嫌だ、嫌い、好きじゃない。この感情に良いと悪いもありません。ただ、自分はそう感じているんだな、と受け入れてあげる。

それこそが自分を大切にする一歩に繋がるんです。

自分の中から湧き上がった感情を否定して、ダメだから、そんなふうに思うのはいけないことだから。

そう思ってどうするか?次の行動は自分の中から湧き上がった感情を、他のものに入れ替えます。

でも、〇〇だから感謝しなきゃ。〇〇だからそうなふうに思うのは良くないからやめよう。

自分の感情を無かったことにして、無理やり別の感情に差し替えようとしたり、無かったことにする、忘れてしまう。

この行為が「自分に嘘をつく」事になります。

ずっとこの自分に嘘をつくような事をしていると、自分の本当の感情がわからなくなります。

当たり前ですよね。だって感じてる感情を自分で否定するんだから、感じたとしてもいつもの癖で別の感情に差し替えたり、無かった事にするんだから。

また同じか、じゃぁ同じ処理をしよう。無理やり忘れるか、無理やり別の感情に差し替えようってね。

自分に嘘をつく、これが自分を大事にしてる事につながらないって事。

自分に嘘をついてるのに、その事に気づきもせずに自分を大切にする行動をしてみても。

いつも我慢してる〇〇を買う、〇〇を自分にしてあげる、頑張ってるから休もう。マッサージや温泉に行こう。ご褒美を買ってあげよう。

これらのことをやるのはもちろん大事だし、意味がないとは言いません。

でも自分に嘘をつく、という根本的なことを放置してたら焼け石に水なんです。

自分の中から湧き上がってきた感情を、ジャッジすることなくただ事実として受け入れる。

それだけのことが意外と難しいし、出来てないし、そもそも自分が自分に嘘をついてる事にすら気が付かない。

だから、気がつくことが一番大事なんです。

だって「あ、自分に嘘ついてる」と気がつけたら、次にどうするかを自分で選べますよね?

そう感じてる自分がいる、自分の本当の気持ちはこうだと。

事実は事実として、自分の感情を受け入れた上で。

その上で自分はどうする?と選ぶんです。ここでまた自分がしんどくなる選択を例えしたとしても。

自分で分かった上で選ぶのと、わからないまま選ぶのではだいぶ違います。

自分が嫌な気持ちになることがわかった上で選ぶ、ならその結果湧き上がってきた自分の感情ら自分の責任ですよね?

でもわからないまま、気が付かずに流されて選んで嫌な気持ちになったら?相手のせいだと思うでしょう。

自分のせいにして自分を責める事は良くないですが、他人のせいにして自分を顧みない事は何も変わらないからです。

だって他の選択肢を選ぶこともできたのに、選んだのは自分だよね?嫌ならその選択を辞めたり、変えればよかったってなります。

そしたら次はもうやめよう、自分を大切にする選択を選ぼうってなると思うんです。

他人のせいにするのは楽だし、そうしないと乗り切れないしんどい時期もあります。

この前CLAMP展に行った時に印象的な漫画の一コマがありまして。HOLICという漫画のキャラクターが言ってたセリフです。

「自分を変えるという事は、未来を変えるということよ」

CLAMP展より

この通りなんです。自分を大切にする選択をすることで自分の未来を変えられるんです。

いくら他人を責めても、恨んでも、自分の未来は変わりません。

これは残酷だけど、真実なんですよね。

そして罠にハマってはいけないのは「他人のせいにする自分はダメだ」自分の感情を否定することです。

私は他人のせいにしたいんだなぁ。他人のせいにしたいくらいしんどいし、傷ついてるのか。

ただ、フラットに自分の感じた感情を事実として受け入れる。

事実は、単に起こった出来事です。そこに良いも悪いもありません。

良い、悪い、という自分の感情でジャッジするのが人間です。

でも、良い、悪いはどうでも良いんです。

自分の中に湧き上がった感情を、ただ事実として受け入れる。

それが自分を大切にするという事につながる一歩になるんですよね。

これを読んだみなさんは、ぜひ意識してみてくださいね。

さて、昼間はまだ暑さも感じられますがやっと涼しくなってきて秋を感じられるようになりました。

スーパーでシャインマスカットが1000円くらいになって、柿が店頭に並ぶと余計に秋を感じます。

私は秋が一番好きな季節なんですが、ここ数年秋が短くなってきて寂しいと感じています。

でも短いからこそ、精一杯秋を満喫したいですよね!

と思って季節限定スイーツを貪り、体重がなかなか戻らない私です(笑)

ではまた次回のブログにて!


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さよなら さよなら さよなら また明日。

心理デザインカウンセラーの、一水みゆきでした。





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一水みゆき

『なぜか頼れるお父さんと言われます』30~40代の離婚・パートナーシップ・人間関係に悩む女性の問題を解決。6歳息子の愛の奴隷。セミナー講師。

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《人生どん底でも大丈夫!幸せになれます!》30・40代女性の夫婦・子育て問題解決のマインドや、自己肯定感UPの方法を発信!|デザイナー歴18年のカウンセラー「心理学×デザイン思考」で悩みをビジュアル化して解決|夫と別居でどん底→心理学を学ぶ→マインドが変わり幸せな状態に|4歳男児の母|シングルマザー

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