デザインすることって人の悩みと向き合うのと似ている
こんにちは〜。昨日保育園にお迎えに行くと、冷えピタを
貼った息子が登場。どうやら、お迎えに行く直前から熱が
出てきたようなんです。しかも39℃。
小さい頃は、本当によく熱を出してたんですけど
ここ最近はほんとに熱出さなくて。大体いつも2〜3月
ごろに発熱してる感じ。
久しぶりに、息してるかな〜確認をしました。
子供を持つ母ならわかると思うんですけど、赤ちゃんの
時って子供が息しているかどうか、よく確認しちゃう。
ところが一晩経つと、もう熱下がって元気なんです。
子供は熱出すのも突然、下がるのもすぐ。
若いから回復も早いですねぇ。
さて、今日のお題はデザインすることって、カウンセリング
と似てるな〜と思ったことです。
私の本業はデザイナーなんですけど、たまにはその話題も。
デザイナーって意外と考えること多い。
みなさんデザイナーってどんなイメージをお持ちですかね?
ただ単に、かっこいいビジュアルをデザインすることって
思ってらっしゃる方も多いのかも…と思います。
まぁそういうデザイナーもいます。
でもそれじゃ、今のデザイン業界では生き残れない…。
マーケティング的な視点を持たないとダメなんですね。
具体的にいうと、40代の女性に向けたアイテムの
企画、デザインの仕事があったとします。
その時まずデザイナーは、チームのみんなとMTGを
して、40代女性はどんなターゲットなのかを考えます。
例えばおしゃれな都会的センスの持ち主なのか?
もしくはちょっと郊外に住む、保守的な層なのか?
そしてそのクライアントが今まで採用してきた
アイテムを見て、傾向を掴みます。
あ〜、なんかフリフリとか、レースとか
ちょっと可愛い系女子のテイストが好みなんだな〜とか。
だったらこういうアイテムはどうなんだろう?
そもそも電車移動なのか、車移動なのかによって
服装、持つアイテムも変わってきますよね?
そうやってターゲットを想像して、その人たちが
貰うと嬉しいものはなんだろう?
実際に使えるかどうか、どんなシーンで使うのか?
とことんユーザー目線で考えます。
その上でどんなデザイン、カラー、アイテムにするか
決めていって提案するんですね。
だからビジュアルの面って実は一番最後なんです。
だからデザイナーってアーティストでは無いんですよね。
むしろ結構ロジカルなんです。
もちろん最後の表現、デザインを整える部分では
感性を使うんですけどね(^^)
魅力、価値を伝えるにはどうするのか?
そしてデザインって、商品を売るためでもあったりします。
だからその商品が売れるための魅力、価値を見つけること。
もし売るために問題があれば、そこを突き詰めて考える。
欠点を魅力に変えられないだろうか?
その商品の魅力はどこで、どのポイントを一番ウリにするか?
それを伝えるためにはどんな表現にするか?
デザインするときは、とことん商品の魅力を掘り下げ。
開発した人たちが思い浮かばないような、魅力を発見したり。
ただ、デザインとしての表現をするだけじゃなくて
そのものの魅力を伝えるのが、デザイナーの使命でもあるんですね。
これって悩みを相談された時も同じで。
その人の魅力や、価値を見つけてどう伝えようか?
どうすればすんなり受け取ってもらえるか試行錯誤し。
その人らしさってなんだろう?
この人の魅力を生かすには、どうしたら良いんだろ?
もし問題があったとしても、それを超える魅力があるだろうし。
そもそもその問題すら、その人の魅力であるかもしれない。
そんな感じでとことん可能性や、魅力を追求するんですね。
最終的にその人が生き生きと自分の人生を歩き出した時。
その人の人生をデザインした、ということになるのかもしれません。
だからデザイナーって意外とロジカルシンキング必要だし、
流行りとか、マーケティングの知識も必要だし、結構オールマイティな
能力が求められるんですよね。
後好奇心、めちゃくちゃ大事!!
まぁ大企業とかだと、分業が徹底されているので
デザイナー、アートディレクター、マーケティングと部署が
別れて分担していることも多いです。
でも優れたデザイナーというのは、必ず前述のような
考えをしっかりと、デザインに反映している人が多いんです。
だから意外と、デザイナーってカウンセラーに向いてるのかも(笑)
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