
なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。
いやー、もう年末とは早いですね。
この時期になると、SNSには「今年の反省」「来年の目標」という言葉が飛び交います。
でも、ちょっと待ってください。
「反省」って、本当に必要でしょうか?
私は、年末にこそやってほしいことがあります。
それは、「今年、自分が頑張ったことを書き出す」という作業です。
反省ではなく、肯定。
できなかったことではなく、やったこと。
足りなかった部分ではなく、積み重ねてきた部分。
頑張り屋さんほど、自分を認めることが苦手です。
だからこそ、年末くらいは意識的に「私、よくやったな」と言ってあげてほしいんです!
なぜ「頑張ったことリスト」が大切なのか
頑張り屋さんには、ある特徴があります。
それは、自分の頑張りを「当たり前」にしてしまうということ。
毎日ご飯を作った。仕事をこなした。子どもの話を聞いた。家事をした。誰かの相談に乗った。
そういう日々の積み重ねを、「普通のこと」として処理してしまう。
だから、年末に一年を振り返っても「特に何もしてないな」「もっと頑張れたはずなのに」という感想になりがちなんですよね。
でも、それは本当でしょうか?
私は、今年一年を振り返って「頑張ったことリスト」を作ってみました。
書き出してみたら、自分でも驚くほどたくさんのことが出てきたんです。
①母親業を頑張った
年明け早々、息子が「学校行きたくない」と言い出しました。
これ、親としてはかなり動揺する出来事です。
でも、私はとことん向き合いました。スクールカウンセラーや先生にも相談し、本人とも何度も話し合い、在宅勤務を増やして「行きたくない」に対応できる体制を整えました。
進級時のクラス編成の要望も出して、結果的に2年生は良い担任、良いお友達に恵まれることができました。
②カウンセラー業を頑張った
毎週ラジオを配信して、ルーティーンとして続けられています。
アメブロで離婚の話を連載し、完結させました。
今年起きた出来事も、アフターエピソードとして形にしました。
カウンセリング募集ページもリニューアルしました。
正直、売上という意味ではそこまで結果が出ているわけではありません。
でも、「売れてなくても全然なんとも思わないメンタル」を手に入れました(笑)
来てくれた人には全力で向き合う。それでいい、と思えるようになったんです。
③自分の内面とめちゃくちゃ向き合った
今年は特に、AIを使った壁打ちで自分の内面と深く向き合いました。
自分の痛み、考え方の癖、無意識の思い込み。
そういうものをかなり把握できるようになって、以前より楽に生きられるようになりました。
そして、自分の才能や価値を受け入れられるようになってきたんです。これは、私にとってはかなり大きな変化でした。
④元夫一族との決闘(笑)
6月に息子の誕生日を祝うため、自腹で沖縄の元義実家に行きました。
飛行機代、めちゃくちゃ高かったです。我ながら偉い。
ところが、「勝手に連れて行くな」「二度と会わない」と元夫が激怒。
息子の前で怒鳴られるという、理不尽な目に遭いました。
私はもう、徹底的に戦うことを決めました。
家庭裁判所への調停申し立て。結果は全面勝利。
そしてこの過程で、「元夫や義実家に息子を愛してほしい」という執着を手放すことができました。
握りしめていた手を開いたら、驚くほど楽になったんです。
⑤趣味を全力で頑張った
映画を47本観ました(実は同じ映画を何回も観ているので、正確には59本)。
同人誌を4冊出して、7月は東京まで行きました。
オーケストラを4回観に行きました。ドラクエコンサートと、年末は久石譲の第九も。
マイシューズを買ってスケートを始めました。後ろで滑れるようになりました!
⑥自分を大事にすることを頑張った
スケートを始めて「自分のための時間」を作りました。
美味しいものを食べに行きました。
「私の時間が潰されるの嫌だな」と、正直に思えるようになりました。
自己犠牲をせずに、自分も大事にできるようになりました。
⑦「手放す」を実践した
コントロールを手放す。
一人で頑張るを手放す。
結果への執着を手放す。
「ちゃんとした母親」への執着を手放す。
握りしめていたものを開いていったら、どんどん楽になりました。
⑧息子との関係がさらに深まった
息子が本音を話してくれるようになりました。
「しょうがないね」と受け止められるようになりました。
この子の本質を殺さない育て方ができている、と思えるようになりました。
書き出してみて気づいたこと
こうやってリストにしてみると、「私、けっこう頑張ったな」と思えます。
これ、頭の中で考えているだけだと気づけないんですよね。
なんとなく「今年も大したことしてないな」で終わってしまう。
でも、書き出してみると違います。
一つ一つは小さなことでも、積み重ねると「あれ、けっこうやってるじゃん」となる。
そして、もう一つ気づいたことがあります。
それは、「頑張った」と「結果が出た」は別物だということ。
カウンセラー業は、売上という意味では大きな結果は出ていません。
でも、毎週ラジオを配信し続けたこと、連載を完結させたこと、それ自体が「頑張った」なんです。
結果で自分を測ると、いつまでも「足りない」になります。
でも、行動で自分を測れば、「やった」と言える。
頑張り屋さんは、結果で自分を評価しがちです。
だからこそ、年末くらいは「何をやったか」で自分を見てあげてほしいのです。
あなたも「頑張ったことリスト」を作ってみませんか?
やり方は簡単です。
紙でもスマホのメモでも、なんでもいいので、今年一年で「やったこと」を書き出してみてください。
ポイントは、大きいことも小さいことも分けないこと。
仕事で成果を出した、も。
毎日ご飯を作った、も。
子どもの話を聞いた、も。
推しの映画を3回観に行った、も。
全部「頑張ったこと」です。
書き出してみると、きっと「あれ、私けっこうやってるな」と思えるはずです。
反省は、来年でいい。
まずは、今年の自分を認めてあげてください。
「よくやったね」って。
最後に
今年もブログを読んでくださり、ありがとうございました。
私自身、今年は本当にいろいろなことがありました。
息子のこと、元夫のこと、自分の内面のこと。
嵐のような一年だったと思います。
でも、その嵐を乗り越えて、今、ここにいます。
そして、以前よりも確実に楽に生きられるようになりました。
それは、自分と向き合い続けたから。
そして、「完璧じゃなくていい」と思えるようになったから。
来年も、頑張り屋さんのあなたが少しでも楽に生きられるように、発信を続けていきます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願いします。
一水みゆき

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