
なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。
あなたは、誰かに「わかって欲しい」と感じたことはありませんか?
自分の気持ちが理解されず、もどかしい思いをした経験があるかもしれません。
私もそんなことがありました。
でもそれは、あなたの「わかって欲しい気持ち」と相手の「理解したい気持ち」が違ったり、そもそも相手が理解できるかどうかが問題だったりするかもしれません。
そもそも伝え方に問題があるかも?
伝わらないのはそもそも「わかるように伝えていない場合」があります。
これには意外と多くの人が悩んでませんか?
「言わなくてもわかるでしょ?」という気持ちから、私たちはつい言葉が足りなくなったり、何度も同じことを言うのがめんどくさいと感じてしまいます。
日本人には多いですが、察してよという気持ちから言葉が足りなかったり、そもそも言葉にしていないことも。
毎回言わなくてもわかるでしょ?と思って一度しか言っていない場合。
自分が伝えてると思っても、相手が実際にその内容を聞いているかどうかでギャップが生まれちゃったりします。
自分が伝えていると思っても、相手にはうまく届いていないことがよくあるんです。
他にも「自分のわかってもらえた!という理想と相手のわかってあげられた、が違っている場合」です。
相手なりに真剣に受け止めてくれていても、「こうしてほしかった」という期待が強すぎると、それに気づけなかったり、受け取れなかったりすることがあります。
例えば、自分は一緒に泣いてほしいと思っているのに、相手はあなたの気持ちを寄り添って受け入れることで理解していると思っている場合、そこにギャップが生まれます。
自分の「わかってもらいたい」という理想と、相手の「わかってあげる」という価値観が違うことで、すれ違いが起こりやすいんですね。
自分がわかってもらうなら、こうあるべき、という理想があっても、相手の「わかってあげる」という価値観は違うこともある。
それを理解しないと、なかなか上手くいかないことが多いです。
私の体験談:わかって欲しいを”明らめた”瞬間
私もかつてはわかって欲しいを拗らせてました(笑)
主に母親だったんですが、自分のわかって欲しいが強すぎて周りが、相手が見えてなかったんですね。
でもわかって欲しいなら先に相手を理解しようと思いたち、母親について理解しようと色々考えてみたんです。
そしたら『母親なんだからこうあるべきでしょ』って私の理想像を、悲しいけれど叶えられるような器が母親には無かったんです。
それは育った環境や、本人の資質によるところから考えた末に気がついたことです。
その結果、いい意味でわかって欲しいを”明らめられた”んです。無理矢理じゃなくて。
だって理解できないんです、無理なんです。私のことを理解しようとしてないんじゃなくて、理解ができない。
そうやって腑に落ちました。
後は伝え方の問題もあります。
私自身も母親にわかって欲しいと思って、自分の気持ちをぶつけた事があります。
感情をぶつけることで「わかってもらえたはず」と思ってしまうかもしれません。
でも相手にとっては”怒りや勢い”が印象に残ってしまって、肝心の中身が伝わらないこともあります。
本当に伝えたいことは、感情の奥にある「何が辛かったのか」「何を理解してほしいのか」という部分。
それ以外にも過去の経験や心の傷が深いと、「どうせまた否定される」「わかってくれるはずがない」と思い込んで。
相手がどれだけ真剣に理解しようとしても、それを信じられなくなってしまう。
自分がそういう状態にいる時には、「相手の姿勢」より「自分の心の受け取り方」の方が問題になってるかもしれません。
そして最後に、「相手の問題で理解できない場合」です。
価値観や、理解力、本人の資質の問題で、相手がそもそも理解できない場合もあります。
特に育った環境やその人の人生経験に基づくものが大きいため、相手の理解力が足りないことはよくあるわけで。
自分の感情や思いを伝えても、相手の心の中でその感情を理解するための背景が足りない場合もあるんです。
私の母親の場合はこれでした。
どうすれば伝わるようになる?具体的な改善方法
じゃあ、これらの問題に対して、どう改善していけばいいんでしょうか?
まず最初に、伝える際には意識的に言葉にすることが大事。
自分が伝えたと思っても、相手には伝わっていないことが多いので、相手に伝わるように言葉を選び、何度でも繰り返し伝えることが大切。
例えば、何度も言うのは面倒だと思っても、「これを伝えたかったんだ」と明確に言葉にすることで、相手は初めてその意図を理解することができるんです。
もう一つ大切なのは、自分が「何をわかってほしいのか」を、自分でちゃんと理解しておくこと。
具体的に言葉にできるからこそ、相手にも伝えやすくなるし、「わかってくれない」のすれ違いも減ります。
自分の期待にとらわれすぎず、相手の価値観を理解することも大切。
自分が「わかって欲しい」と思う気持ちはもちろん否定しなくて良いですが、その思いが強すぎると…。
相手がどんな方法で「わかってあげようとしているか」に目を向ける余裕がなくなってしまう。
相手なりに真剣に受け止めてくれている場合もあるのに、自分の理想の形にこだわるあまり、相手の努力に気づけないこともあります。
自分が期待している通りに理解されるべきだと思うのではなく、相手の理解の仕方をちゃんと見る必要があるんですよね。
そして私の母親への明らめのパターン。
相手が理解できない場合、無理に理解を求めるのではなく、相手の立場に立って考える必要があるんです。
相手が理解するためには時間がかかることもあるし、価値観の違いがあることも受け入れる。
無理に理解してもらおうとするんじゃなくて、相手が理解できるのか?そうでないのかを判断する事。
それも自分にとってもストレスがないコミュニケーションにつながるんですよね。
一歩ずつ、思いを伝えていこう
「わかって欲しいのに、わかってもらえない」という悩みを解消するには。
まずは自分の気持ちをちゃんと自分自身が理解して、言葉にして伝えること。
そして相手の理解の仕方を尊重すること。
相手の価値観や状況を理解し、寄り添うことで、誤解を解き、お互いにとって心地よいコミュニケーションを築くことができるんです。
うまくできなくても、失敗しながら少しずつでも実践していくことで、あなたの思いはきっと伝わります。
少しずつでいいんです。完璧じゃなくても、気づいていくだけで人間関係は変わっていきます。
もし、カウンセリングを通じて自分の気持ちをもっと深く理解したい、コミュニケーションの改善をしたいと考えている方は、ぜひ私にご相談ください。
あなたの心の声を一緒に聞いていきましょう!
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