
なぜか頼れるお父さんと言われる心理デザインカウンセラーの一水みゆきです。
ある日突然、「あの時、私は何でこんな目に遭わなきゃいけなかったんだろう」とか。
「普通の家庭って、私には手が届かないものなのかな」って、ふと思ってしまう瞬間。
街で父親と母親と子どもが一緒に歩いている姿を見た時。
息子が「パパいないの寂しくないのかな?」って、ふと心配になった時。
もう終わったことなのに。今は幸せなのに。
それでも、たまに顔を出すこの感情。
今日は、そんな話をしたいと思います。
実は私、ずっと「普通の家庭」に憧れていました。
小さい頃から、機能不全な家庭で育ちました。愛されている実感が薄くて、いつも「ちゃんとしなきゃ」「役に立たなきゃ」って思って生きてきました。
だから、大人になったら「普通の家庭」を作りたかった。
仲の良い夫婦がいて、子どもがいて、笑い合える家庭。みんなが持っているような、「普通」の家庭。
でも——結果は、そうはなりませんでした。
離婚して、シングルマザーになって。
元夫は離婚して半年で再婚して、新しい子どももできていました。
もう何も感じないと思っていたのに、たまに街で「普通の家庭」を見かけると、ふっと思うんです。
「何で私は、この世界線にいないんだろう」って。
頑張り屋さんほど、「普通」に憧れる
これを読んでいるあなたも、もしかしたら同じかもしれません。
頑張り屋さんって、「普通」になろうとして頑張ってきた人が多いんじゃないかな、と思うんです。
周りと同じように振る舞おうとして。
「変わった子」って言われないように、気をつけて。
「普通」の枠に収まろうとして、自分を押し込めて。
でも、どんなに頑張っても「普通」になれなくて、「私がおかしいのかな」って思ってしまう。
「普通の人生」が欲しかったのに、なぜか手に入らない。
そんな経験、ありませんか?
でも、最近気づいたことがあります。
私は「普通の家庭」を手に入れることはできなかったけれど、「幸せ」は手に入れていたんです。
息子は、自己肯定感の塊のような子に育っています。
「僕、優しいし、九九覚えるの早いし、足も速いし、顔も良いし」って、自分で堂々と言えるんです(笑)
ある日、学校で友達に掃除道具で小突かれたことがあったそうです。
「やめて」って言ったのに、やめてくれなかったから、やり返した。
でもその後、その子が「遊ぼ」って言ってきた時、息子は言ったんです。
「僕に痛いことした人とは遊びません」
8歳の子どもが、ちゃんと言葉で境界線を引けるって、すごいことだと思いませんか?
息子を育てることで、私が癒されている
息子は、私が小さい頃に欲しかったものを、全部持っています。
愛されている実感。
自分を好きでいられる感覚。
嫌なことは嫌って言える強さ。
私が手に入れられなかったものを、息子は持っている。
それが、私を癒してくれているんです。
「普通の家庭」は作れなかったけれど、「幸せな子ども」は育てることができた。
小さい頃の私が欲しかったもの——安心感、自己肯定感、愛される実感——それを息子に渡すことで、私自身の傷も癒されていくような気がします。
これが、「連鎖を断ち切る」ということなのかもしれません。
私の人生を振り返ると、「普通」のレールから外れっぱなしでした。
普通の家庭環境じゃなかった。
普通の友人関係も築けなかった。
普通の学校生活も送れなかった。
普通の結婚生活も続かなかった。
でも、その道の先に——「普通じゃないけど、幸せ」がありました。
もしあなたが今、「普通になれない自分」を責めているなら。
「普通の人生」が手に入らなくて、苦しんでいるなら。
伝えたいことがあります。
「普通」は手に入らないかもしれないけれど、「幸せ」には手が届く。
「普通」の枠に収まらない自分を責める必要はないんです。
むしろ、その「普通じゃなさ」が、あなたの強みになることもある。
私は「普通の家庭」を作れなかったけれど、息子には「自分らしくいていい」という安心感を渡すことができました。
それは、私が「普通」を手に入れられなかったからこそ、できたことなのかもしれません。
それでも、たまにふっと寂しくなることはあります。
「普通の家庭が欲しかった」って思うことも、あります。
でも、それでいいんだと思います。
感情を蓋する必要はない。出てきたら、「あー、また来たな」って眺めて、「まぁそう思うよな」って自分に言って、そのまま流す。
傷がゼロになることじゃなくて、傷があっても大丈夫になること。
それが、「癒された」ということなんじゃないかな、と思います。
「普通」に憧れて、「普通」になろうとして、頑張ってきたあなたも、
「普通」は手に入らなかったかもしれない。
でも、その道の先に、「普通じゃない幸せ」が待っているかもしれません。
私は46年かけて、やっとそのことに気づきました。
あなたも、自分らしい幸せを見つけられますように。

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