長谷川泰三著 命のカウンセリングの感想  〜助けて、とありがとう〜

おすすめの本と映画

長谷川泰三著の命のカウンセリングを読んだ感想です。根本裕幸師匠のおすすめ本リストに
あったのと、師匠の師匠、と言うことで興味がわき読んでみました。

24時間テレビで放送されたドラマの原作でもあるそうです。嵐の二宮君が主演だったそう
ですが、わたしは拝見しておりません…。

過酷な生い立ちと、事故

著者の長谷川泰三さんの生い立ちと、事故に遭うまでが描かれています。
幼い頃に父親の暴力、母親の自分を連れて無理心中を図ろうとしたり、4歳で離婚。

一家離散して、両親が引き取らなかったため、祖父に引き取られます。
でもそこでも貧乏で、4歳にして一人暮らし。超・自立の人生を歩まれます。

子供ながら牛乳配達・新聞配達で働きながら生活。それでも一生懸命頑張っている
泰三さんにご馳走してもらったり、お菓子をもらったり暖かい周りの人の助けで
なんとか育っていくのでした。

ただ、幼い頃から自立し、親に愛されたことがなかった彼はやはり色々と問題が
起きたり、周りの人間が死んだりしていくのでした。

そして母親と再会した直後、彼は事故に遭い一生車椅子の生活になってしまうのでした。

絶望と、自殺未遂

彼は絶望し、生きる希望を失います。車椅子で東尋坊に行き、死のうとします。

でも車椅子だから行く先々でいろんな人に助けれもらわないといけません。
そこで、彼はわざと意地悪そうな人に頼んだりします。

でも彼の意に反して、彼を助けてくれる人ばかり。東尋坊に行くタクシーには
なぜかたくさんの人がついてきます。

たくさんの人に助けられて、優しさを感じた彼は自殺を諦めます。

彼はずっと『ごめんなさい』と言い続けていました。

でも『ありがとう』と言ったらみんな嬉しそうにしたんです。
見知らぬ自分を助けれくれた、優しい人の心を感じて涙が止まらなくなります。

読んでるわたしの涙も止まらなくなります(涙)

迷惑になるのが嫌だから、人の助けを断っていた彼。
でも彼は気づきます。

人は誰かの力になれた時、助けることができた時、心から喜びとしあわせを感じると。
助けてって言うことの大切さを知ったんです。

わたしも頑張りすぎて『助けて』ってなかなか言えてなかったので心にグサッと
刺さりました。涙がまたポロポロ出てきました。

そしてカウンセラーになる

そして彼は神戸メンタルサービスの平さんと出会って、カウンセラーになるんです。
グループセラピーで体験したことが、彼をカウンセラーに導きます。

今までたくさん苦しんだ分、人を助けることができる。
車椅子になったのも自立しすぎて助けを求められなかったから。

たくさん辛い思いをしたのも、人の死にたくさん出会ったのも、同じ境遇の人
の気持ちがわかるから。そして深く共感できるから。

本の一文にすごく励まされました。

どんなことがあっても絶対しあわせになれるよ。
そのつらい経験は必ず誰かの役に立つのです。

この本にはたくさんのカウンセリングの例が載っています。
どのエピソードを読んでも涙がポロポロ出てきます。

それだけわたしの心に刺さる内容でした。

一人で頑張らないで。

助けてって言いなよ。

人はあったかいんだよ。

この本はわたしにそう教えてくれました。
わたしもこの本を読むことで癒されました。

受け取るって、助けてってわたしにとってはとても難しくて。

でも、絶対しあわせになれるよってその言葉が
とてもあたたかい気持ちにさせてくれました。

助けてって言えない人。一人でがんばっちゃう人に読んで欲しい一冊です。


変わりたいあなたのためのカウンセリング。問題解決へのプロセスをデザインします。

一水みゆき

一水みゆき

デザイナー歴19年、心理デザインカウンセラー。【根本裕幸氏お弟子3期卒業生】年下夫と別居中。3歳男児の母。

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