じぶんごと

わたしと猫のこと 家族を掘り下げる 〜ねこはしあわせをくれた〜

家族を掘り下げるシリーズ第4弾。最後は猫ちゃんです。猫ちゃんもわたしに
とっては家族なので必然と入ります。

ねことわたし

猫を初めて飼ったのは結構遅くて、わたしが成人したころでした。母の友達のお子さんが

公園で猫を拾ってきたのですが、父親が捨ててこいといったそう。ちなみにその子のお家
には犬がいたんですけどね…。

怒った母が保健所に連れて行くくらいなら、うちで里親をさがすと連れて帰りそのまま
我が家のおうちの子になりました(笑)

白キジのひなちゃんは猫らしい猫。自分の機嫌の良い時しか甘えてこないし、基本母以外
にはあんまりなつかず、気が向いた時だけ。知らない人が来たらすぐ逃げる。対して
お兄ちゃんのちゃとらは反対に人が大好きの甘えっ子。知らない人には隠れていたけれど
家族には誰でも好き〜、でした。でも一番懐いていたのは弟。

ひなちゃんは現在も元気ですが、もう歳も歳なので上皮性悪性腫瘍ができてしまい
そろそろかな…という感じです。

ちゃとらは弟のことを書いたブログでも書きましたが糖尿病の発作で14歳で亡くなり
ました。これが最初に看取った猫ちゃんです。弟も悲しかったと思いますが
人懐っこくて愛されキャラだったぶん余計悲しくて、別れも突然だったのでしばらく
悲しい気持ちでいっぱいでした。

もう1匹のねこ

そして我が家にはもう一匹ねこがいました。名前はすずちゃん。いつごろからか、
我が家の近くに出没するようになり、かわいそうに思った母が餌をやったところ
家から離れなくなりました。その時鈴のついた首輪をつけていたのですずです。
なんか名前テキトーやな(笑)人馴れしていて、おとなしい猫でした。
同じ場所から全然動かないんです。不動の猫ちゃんでした。たぶん飼われていたのに
捨てられたんでしょう。酷い人もいるものだと憤ったことを覚えています。

1年くらい外で飼っていたのですが、ずっと同じ場所にいて動かなかったし、もう情が
移っていたので我が家に迎え入れました。ただし、ひなとちゃとらとは折り合いが悪く、
あんまり動き回らない子だったのでわたしの部屋で飼っていました。

父は反対しましたが、わたしがそのうち家を出るときに連れて行くから、と説得して
飼いました。10年付き合った彼氏と同棲した家、友人のタワマン、一人暮らしの家。
たくさん引っ越しをしました。最後は旦那さんと一緒に住んでいた家でした。

旦那さんと付き合っている時から歳のせいかよぼよぼでいまにも死にそうでした(笑)
高いところには登れなくなったし全然動かないし。

当時一人暮らしをしていた家に旦那さんが遊びにくるたびに『生きてるか?』と心配
してくれていたのを思い出します。

最後の1年くらいは腎臓が悪くなり、毎日点滴をしていました。
すずちゃんはとてもおとなしくて良い子だったので針を刺しても動かず、じっと点滴が
終わるのを待ってくれていました。

ただ、食欲は途中まであったものの、だんだんと食べなくなりました。体が弱って
いるので心配でしたが旦那さんと結婚したので、引っ越し先にも連れていきました。
毎日生きているか心配しながら会社に行っていました。

最後は歩くこともままならず、ご飯も食べなくなり、おしっこもトイレでできなく
なりました。家に帰るとおしっことうんちまみれの時もありました。
でも旦那さんは嫌な顔もせずわたしと一緒に掃除をしてくれました。
わたしも『すずちゃんは一生懸命いきているんだな』と粗相の掃除をしていてもいじらしさで胸がいっぱいになりました。最後の瞬間まで懸命に生きようとする
その大事さをすずちゃんに教えられました。

そして最後のお別れ

すずちゃんはだんだんと、弱っていきました。そして最後はどうしても仕事だった
ので心配で、母にお願いしてみてもらっていました。仕事中に電話がありでると。
母が泣きながら『すずちゃんが死んじゃった』と電話をしてきました。
様子がおかしいから抱っこしたすずちゃんをベランダでお外を見せていたらすうっと
大きな息をひとつ吐いて目を閉じたそうです。

わたしはこっそりトイレで泣きました。

家に帰ると、買ってきたお花ですずちゃんを飾りました。

もう目を開けることはないんだ、ほんとに死んじゃったんだ。

そう思うと涙が止まらなくて、ずっと泣いていました。

帰宅した旦那さんもすずちゃんをみて一緒に泣いてくれました。

そしてよく覚えています。個別に火葬してくれるペット葬儀の人にお願いして火葬
してもらいました。とてもあたたかく、優しくしていただき少し心が和らぎました。
お天道様も悲しんでくれたのか、その日はすごい雨でした。

火葬される前にずっと一緒にいて、いろいろ話しかけました。

『すずちゃん、ありがとう。』

そう言って送り出しました。

骨になったすずちゃんは背中のあたりの骨が変色していました。点滴をずっとしていると
こうなるんだと葬儀社の人が教えてくれました。

そして『綺麗なお骨ですね。大事に育てられていたんですね』
と言ってくれました。これを書きながら思い出して泣いています。

ちゃとらの時と違ってとても寂しかったし悲しかったけれど、最後の最後まで寄り添えた。
治療もできる限りのこともできた。後悔がないほど最後まで全力で、すずちゃんを大事に
できた。だから、悲しいけれど心は穏やかでした。

すずちゃんには会えないけれど、失った悲しさよりもらったしあわせの方が大きかったから。

そして半年後、また猫を飼いたいなぁ〜と旦那さんとフェリシモさんの猫の譲渡会に行き、

いまの黒猫のちょこちゃんとちゃとらのまろんちゃんを家族に迎えました。また2匹の家族がふえました。

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